IT活用の基礎知識


メールマガジン配信頻度によって知らずにユーザー層が変化する秘密

投稿日時:2013/04/09 16:53


メールの配信頻度
メルマガ配信において気になるポイントの一つとして、配信頻度があります。

例えば毎日配信や、週2回配信、月1~2回配信、不定期配信と様々ですよね。
ただ、実はこれらの配信頻度によって、ユーザー層がかなり変化します。ユーザー層が変化するということは、配信側からユーザーを選んでいるという事になります。

ご相談に乗る案件のうち、ほとんどのクライアント様は、とにかく多くの人に読んで欲しいので、ユーザーを選ぶなんて考えてもいません。ところが、この配信頻度の変化によって、選ぶつもりが無くても、選んでいる事になっているのです。

ユーザーを選んでいる選定ポイント

配信頻度によってどのような選定を行なっているかを理解することで、逆にきちんとユーザーを選ぶことが出来るということです。

配信頻度は以下のように分類されます。

1.毎日(月から金)
2.週1回もしくは週2回のどちらか(決して不定期ではない)
3.月1回もしくは週2回のどちらか(決して不定期ではない)
4.不定期

まず、1~3に行くごとに配信頻度が減少しています。
4の不定期配信にいたっては、月1通かもしれませんし、翌月は頑張り過ぎて30通配信してるかもしれません。

ここで重要なのは3と4の間には見えない壁があります。

不定期配信は、メールマガジンにおいて最もやってはいけない事にあたります。
1~3によってユーザー層が変わるわけですから、それを不定期配信でバラバラにしてしまうと、逆にどのユーザーからも相手にされず、読まれずに終わるメルマガになる確率が、ぐっと高くなります。

1の毎日配信の場合、どのようなユーザーに好まれるか?

毎日配信のメルマガを登録する方は、話題を誰かに提供する側の仕事をされているかたが多くなります。なるべく新し話題を受信し、それを話題として扱う人に求められる傾向が強いのです。
もう一つは自身の趣味とテーマがマッチしているユーザーに限定されます。

また、軽い気持ちで読んでみようと考えたユーザー層は、毎日配信では情報が多すぎるため、自然と読まなくなる人が増えます。逆にコアユーザーからは支持を受けやすく、固定ファンが増える傾向にあります。

3の月1~2回配信場合、どのようなユーザーに好まれるか?

月1~2回の配信を登録する方は、内容の濃さに惹かれる方が非常に多くなります。
例えば配信者に興味があり、その人の言葉に惹かれている。ある特定のテーマが絞られていて、1通の内容が濃い場合に購読する方が増えます。

また、軽い気持ちで読んでみようと考えたライトユーザー層には調度良いボリュームとなり、逆にもっと多くの情報を求めるというコアユーザーは、他のメルマガに浮気される確率がぐっと高くなります。

2は、1と3の中間に位置

ライトユーザー、コアユーザー、その中間のユーザーに対して好まれる傾向にあります。
このことから、1~3以外の配信頻度、例えば2ヶ月に1通、3ヶ月に1通になると、受信しても読まれない確率が高くなります。

月1回以下の配信になってしまうと、ユーザー自身が、この「メールマガジンを読んでいる」という意識が薄れます。ユーザーに読んでいるという意識がなくなると、たとえ受信しても、そのメールマガジンを無視し、全く開かなくなる傾向にあります。

ライトユーザー、コアユーザー、どちらのユーザーに届けたい情報なのかを調整することが出来るのが配信頻度です。
実際にメルマガを読んだ後に、ユーザーに何をして欲しいという要望、アクションがあると思います。そのアクションをしてくれるユーザーは、インターネットの多くの情報を集めているコアユーザーなのか、あまり情報を必要としていないライトユーザーなのかを考えれば、配信頻度の調節も簡単になると思います。

是非活用して行きたいですね。


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